30歳過ぎから味の好みが変わる、そんな経験の一つが豆腐。別に嫌いじゃなかったけど、好き好んで手を出すことはなかった。味噌汁に入ってるやつなんか味も分からないし、崩れやすいし。それが2年前、前回のダイエットを始めた頃から少しづつ豆腐を美味しいと感じるようになった。
2年前に掲げたダイエット2ヶ条は「カロリーを控える」「運動をする」の2つ。前者は言葉の通りだが、後者の「運動をする」は「運動をしてカロリーを消費する」ということではない。実際、5kmも走って消費されるカロリーはせいぜいバーガー1個分程度、ちょっと乱暴だがその分食わない方がマシじゃ、と考えた。じゃどうして「運動をする」のか、それは「筋肉をつける」ため。事実、これで実際に3ヶ月のうちに15kgの減量ができた訳だ(多少不健康なダイエットだったが)。人間の体には基礎代謝というものがある。基礎代謝とは分かりやすく言えば「1日寝ていても消費されるカロリーの量(=心臓を動かしたり、息をするためのエネルギー)」の事で、一日に消費するカロリーの80%近くが基礎代謝。我が家の体脂肪計で計算させると自分の場合、「基礎代謝が約1400kcal、それ以外を合わせると約1800kcal」と出る。
ダイエットはつまるところ栄養の需給バランスを意図的に崩す作業なわけで、毎日の栄養の需要を増やしてサプライショートの環境を作れば自ずとその分だけ体重が減ってくわけだ。つまり基礎代謝を高める(需要を増やす)事がダイエットの近道になるはずで、基礎代謝を高める方法は「筋肉をつける」ことに他ならない。「筋肉」は別に動かさなくても、そこにあるだけで心臓や肺と同じようにかなりのカロリーを消費してくれるらしい。んで、「筋肉をつける」ためのタンパク質の補給源として「豆腐」を選ぶ。もちろん「肉」でもタンパク質は補給できるが、脂肪分が伴うと都合が悪いので、植物性の「豆腐」や「納豆」の方がより効率的と考えた(タンパク質も摂りすぎると脂肪になる)。
と、随分回りくどい説明になったが、そんな自分なりの仮説を立てた「豆類中心」のダイエットを始めた2年前なのだ。好きでもない「豆腐」、食べ続けるための涙ぐましい努力が、「豆腐に大好物の長ネギをドッサリ乗せて食べる(1本分)作戦」。豆腐を食べてるより、ネギに豆腐をつけて食べる感覚。案外、ネギの味が豆腐で引き立ったりして。そんな紆余曲折があって毎日豆腐を口にする内に情も沸いてきた、「好きでもない」→「無いと心配」に変わった。
さてある日、ネギの在庫ガ切れた。たまたまその日は高級目な豆腐が買ってあった日、嫌々何もつけないて食べてみる。「おっ、美味い。枝豆みたいな味がする。」枝豆大好き人間の私はこの日を境に一気に豆腐と大の仲良しになった(単純だな-)。でも一丁100円クラスの豆腐ではやっぱり豆の味はしない、毎日高級な豆腐ばかり買ってる訳にもいかないから、やっぱりその後もネギをタップリ乗せて毎日食べていた。そんな中、最近タカノフーズ社から「絹美人」なる豆腐が新らたに発売された。平均売価は3パックで110円程度だから「1丁100円」と変わらない。どうせこれまでと同じだろうと食べてみる、「おっ?、豆の味がする!」。大感激。残念ながら「絹美人」は近所では隣町のサミットまで足を運ばないと買えない。なのでまだ毎日が「絹美人」になっている訳ではないが、ネギを買う量も減った今日このごろ。以上、記録的な長文でした。(O家の主人)